家づくりブログ
介護しやすい家3選
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
工務店を継いで27年になりました。
介護をしてみると、いろいろな事が分かりますよね。
今日はその経験を踏まえ、介護しやすい家3選をお話しします。
① 車いす、自走で超えられる段差は3ミリまで?
介護というとやはり年老いた方も多いわけで、そうなると段差が5ミリ以上ともなるとそれを乗り越えるのが難しい状況もあるようです。
たとえ若い方の場合でも、家の中の段差というとドアの部分だったりするわけで、
そうなると車いすがまあまあギリギリ通れるかどうかだったりして、
勢いをつけて通過するのも難しいですからね。
バリアフリー法で「段差は3ミリまで」と決められているのもうなずけます。
② トイレが一人で出来るとかなり楽
一日の中でも回数が多くて、時間もまちまちで大変なのがトイレの介助です。
特に夜中のトイレともなると、ご本人も当然ですが睡眠中に起きて介助する生活はお互いに大変です。
これが家の工夫で、ご自分でトイレが済ませられるようになれば、
ずっと家で介護されながらの生活ができる場合も多いかもしれません。
床の段差、廊下の幅、手すりの具合、夏冬快適にトイレで過ごせるかなど、
工事屋さんとご家族皆で考えると思わぬアイディアが出ることもあります。
あるお宅では、お体が不自由な方の介護ベッドは母屋と廊下続きの離れのリビングに設置して、
その離れには来客もあまりなく、またほぼそこでの生活になるので、トイレと洗面台を介護ベッドのすぐ近くに設置したこともあります。
下水管の位置などからそこまで多額の費用でなく出来たのですね。
それによって、夏も冬も快適に、ご本人の努力もあって一人で出来るようになって、本当に喜ばれました。
③ 車いすでも一人で玄関から寝室まで行けたら
家の中はもちろんですが、玄関の外から寝室まで一人で行けるような家があるととても楽です。
まだ巷ではほとんど見ませんが、それを可能にするような家づくりも可能になりそうです。
今後の家づくりのではご提案の一つとしてご紹介していければと考えています。
介護される人も介護する人も出来るだけ元の生活に近い方がお互いに楽で幸せですからね~
ハッピーホーム後藤工務店ではお客様の「好き」をお聞きして、それをカタチにしています。
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好きなものに囲まれて
楽しく暮らしてほしい
ハッピーホーム 株式会社後藤工務店
代表 後藤健太郎
岐阜県海津市海津町外浜84-1
TEL 0584-54-7588
日本瓦の屋根をやめるメリット3選
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
今回の地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。
工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。
今日は、日本瓦の屋根をやめるメリット3選をお話しします。
日本瓦の家を代々建ててきた後藤工務店ですが、震災と時代の流れで教えられた事を教訓に、事実に向き合わなければいけないと思っています。ここで言う日本瓦は今時の釘打ち施工ではなく、昔の土葺き施工の話となります。
① 地震に対して強くなる
日本瓦って分かりますか?
お寺や神社の屋根に載っている大きく波打ったねずみ色の瓦です。
住宅用では青や緑色のものもあって廻りを見渡せばまだたくさんありますよね。
地震のニュースになると、古い木造住宅が倒壊している画像が流れますが、そのほとんどが残念なのですが日本瓦の建物の様な気がします。
倒壊の原因は昔の簡易的な工法である事や老朽化よる強度低下という部分もありますが、やはり屋根瓦の重さの影響も大きいと思います。
最近のガルバリウム鋼板の屋根に比べると、その差は雲泥の差です。
例えば、ガルバリウム鋼板は3㎏/㎡程なのに対して、日本瓦は45~55㎏/㎡。
30坪程度の平屋で例えば屋根面積が140㎡とすると、重さが6t~7.3t違います。
瓦だけならまだしも、それに土葺きですとさらに大量の土が載っていてもっと重いので、やはり建物には影響が出ると思います。
② 建物をスタイリッシュにできる
スタイリッシュにできる理由は、今時の感性に合う家のバリエーションが増えるからです。
屋根には雨を流すために勾配(傾斜)がついている訳ですが、日本瓦の場合は隙間が多いので20度より緩くすると、雨漏りのリスクが高まります。
方やガルバリウム鋼板の場合は、5度くらいまで可能で日本瓦に比べるとかなり屋根勾配を緩くできるんですよね。
それによって何が変わるか、、、
例えば片流れ屋根の家でも家を低くスタイリッシュに見せられる訳です。
太陽光発電の普及と相まって増えましたよね、片流れの屋根!
③ 太陽光パネルが後からでもリスクなく載せられる
まずは、、、
見ず知らずの太陽光発電の会社さんが「太陽光パネルを載せると得しますよ!」という感じで営業電話があったり訪問されたりする事もありますが、そんな時は瓦屋根のお宅には100%お勧めしません。
そもそも、電話勧誘や訪問販売の会社さんの太陽光パネルの提案が本当にメリットの高い物かの疑いがあります。
要するに提示金額が妥当かどうか、それは検討すれば良い事です。
こわいのは、そういう会社さんは”太陽光パネルを販売することが唯一の目的”であるという事。
この競争の激しい世の中でその会社さんが一年後に残っている可能性、残っていたとして、しっかりアフターサービスしてくれる距離の会社さんかどうか。
そんなリスクもある太陽光パネルですが、建物的には”ガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺き”に関しては、屋根からの雨漏りリスクは無く設置ができます。
方や、瓦屋根の場合は、新築時に載せる場合はそのように専用瓦などを使ってのせるのですが、後から載せる場合は細心の注意が必要です。
で、そこは、建ててもらった住宅会社さんへに相談するのが良いでしょう。
雨漏りなく設置できるかや、屋根を弱らせないかの判断は、その屋根や瓦の構造を知っている会社さんに聞くのが間違いありません。
何はともあれ、家の事は建ててもらった住宅会社さんに相談するのが賢明です。
この機会に屋根の事についてもご家族で話し合っていただくと良いのではないでしょうか。
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ハッピーホーム 株式会社後藤工務店
代表 後藤健太郎
岐阜県海津市海津町外浜84-1
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地震に強い家のポイント3選
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
今回の地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。
工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。
今日は、地震に強い家のポイント3選をお話しします。
①屋根が軽い家
20年前の家と今時の家では何もかも変わりましたが、屋根にガルバリウム鋼板を採用する会社も増えてきました。
昔はトタン屋根と言われやすい家のイメージがありましたが、見た目もスッキリしていて雨漏りにも強く屋根の傾斜が緩くできる事からいろんな家のデザインに対応できます。
で、近年のオシャレなデザインの家との相性の良さで急激に増えてきました。
オシャレな上に軽くて地震に強いから増えたのか、地震に強い屋根材でと今時の家を設計したらオシャレになったから増えたのか、どちらが先かは分かりません。
デメリットもありますが、この先も無くならない屋根材という事は間違いないと思います。
②重心が低い家
屋根を軽くするという事は重心を低くする事にもなりますが、多くの方がイメージする様に二階建てでなく平屋を選択するのも地震にはとても有効です。
これから建てる方でしたら一考の価値ありですよね。
ただ、こちらもメリットばかりではなく万が一の洪水と考えると怖いというお気持ちも分かりますし、単純な二階建てよりは価格は高くなりがちですので、そこをどう考えるかかと思います。
あとは広い土地さえあれば!というとこですよね。
③構造が強い家
屋根を軽くしようが、平屋建てだろうが、倒れる建物もあります。
構造的に弱い建物ですよね。
昔からある車庫などは大工さんの勘や昔からある「車庫ってこんなもんでしょ」というイメージで造られていたりするので、構造計算もされていなければ、道路側1面だけ壁が全く無かったりで不安定極まりなかったり、古い物は耐震用の金物も使われていなかったりで揺れに弱いものが多いものです。
そういった建物は周りはそんなに被害が大きくないのに残念ながら、、、という事もありえます。
今一度、地震への備えについてご家族で話し合っていただくと良いのではないでしょうか。
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ハッピーホーム 株式会社後藤工務店
代表 後藤健太郎
岐阜県海津市海津町外浜84-1
TEL 0584-54-7588
年じゅう楽園のような家ってどうでしょう?
今年は11月に入ってもまだまだ暖かいですが、
でもそのうち絶対寒くなりますよね(涙)
おはようございます。
夏涼しく冬暖かい生涯価格がお値打ちな家 を一棟一棟丁寧にをモットーに木の家づくり・リフォームをしております、岐阜県海津市、ハッピーホーム 株式会社後藤工務店の代表 後藤です。
いくら何でももうじきストーブの時期かと思うのですが、ストーブは何を使われていますか?
この地域の一昔前の家ですと石油ファンヒーターが多いかと思うのですが、最近の家ではエアコンで冬を過ごすことも増えてきていますよね。
本来、冬はそれほど得意でないエアコンでそれが出来るのも、家の断熱性能があがって暖めやすくなったからなんですよね。
とはいえ、一冬をエアコンで過ごすとまだまだ電気代が気になるかと思います。
「我が家は太陽光発電を載せているから電気代はタダだから平気なんだよね♪」という事も聞きますが、その太陽光発電も先行投資でお金が掛かっている訳で、発電した電気を使わなければ売電収入も増える訳なので電気は使わないに越したことはないですよね。
そこでもっともっと性能をあげて日本のトップレベルにまであげるとどうなるか。 そうすればもっと電気代が安くなるわけで、そうなればもしかしたら楽園の様な生活ができるのでは、と妄想しています(笑)
冬になるとお風呂・脱衣場などでヒートショックで倒れる方は悲しいですがやはり増えるようです。 やはり命が一番大切と思うと同時に、そうならない為には家中を暖める事が有効なんですよね。
超高性能な家でしたら、例えば家じゅうをケチらずに暖めても電気代は大したことないから、浴室や脱衣室もいつも暖かくできるでしょうし、冬の朝、寒いからといって起きるかどうするかの葛藤に悩まされることが無くなるとか、それどころか冬の布団はいらないし春の服のままで年じゅう過ごせるとか、洗濯物を外で干さなくても中でフワフワに乾いてしまうとか、なので虫も花粉も無縁の生活だとか、実は最近いろいろ聞くようになりました。
で、それらは真に質の高い住宅づくりを志す少数精鋭の工務店でしかできない家づくりだったりする様で、実際どの程度のコスト増でご提供可能なのかを検証すべきだなと思っております。
それでは。
省エネ住宅の最新技術は深い~
そろそろ梅雨明けですかね。
おはようございます。
夏涼しく冬暖かい生涯価格がお値打ちな家 を一棟一棟丁寧にをモットーに木の家づくり・リフォームをしております、岐阜県海津市、ハッピーホーム 株式会社後藤工務店の代表 後藤です。
実はこの半年ほど、省エネ住宅の最新技術を習得しようとプライベートな時間をまあまあ勉強に充てておりました。
本当は仕事に直結する勉強ですので、昼間の時間も使いたかったのですが、多くのお客様をお待たせしている身で日々の仕事が忙しいのでそんなに昼間は時間が割けません。
それは時折、講習にも通っての勉強です。その講習とは省エネ住宅ではかなり有名な松尾設計室の松尾和也さんの講習。
↓は全講習終了後の懇親会での1枚です。
どの方が松尾和也さんかは一番下のリンクをクリックすれば分かります。
私が名刺交換したのは7社様ほどですが、全国から高尚な想いをもった方々が集まっている感じでした。
さてこの松尾和也さんは「床下エアコン」「小屋裏エアコン」で名をはせた方ですね。
この松尾さんの講習、内容が濃い上にとてもスピードが早くて、終わった後はいつもグッタリ。 でも帰りの新幹線の中でもいろいろ気になって復習や調べもの。家に帰っても復習の後、想像。車に乗っている時もその講習のDVDを耳で聞きながら復習。 その夜はまた今までの家のプランに当てはめて復習や調べもの。 そんなことを繰り返して前回までの内容をある程度理解してから次の講習に備えないと落ち着かない状況でした。
とにかく、何回も繰り返し聞かないと吸収できなく、何回も聞いていると、いろいろな事が繋がってきて理解が深まる。
そうしてこの半年間の講習を受ける中で掲げた「お客様ごとの暮らし方に合った本当に省エネな住宅をご提案できるようにする」という目標の見通しが立って少しほっとしている所です。
さてさてこれからどんな景色が見えてくるのか。
楽しみが増えましたね。
お客様には、さらに生涯価格がお値打ちなお家を提供する、という形で紹介していきたいと思っております。
それでは。
講習を受講した住宅会社を松尾和也さんが紹介した動画です↓