家づくりブログ
日本瓦の屋根をやめるメリット3選
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
今回の地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。
工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。
今日は、日本瓦の屋根をやめるメリット3選をお話しします。
日本瓦の家を代々建ててきた後藤工務店ですが、震災と時代の流れで教えられた事を教訓に、事実に向き合わなければいけないと思っています。ここで言う日本瓦は今時の釘打ち施工ではなく、昔の土葺き施工の話となります。
① 地震に対して強くなる
日本瓦って分かりますか?
お寺や神社の屋根に載っている大きく波打ったねずみ色の瓦です。
住宅用では青や緑色のものもあって廻りを見渡せばまだたくさんありますよね。
地震のニュースになると、古い木造住宅が倒壊している画像が流れますが、そのほとんどが残念なのですが日本瓦の建物の様な気がします。
倒壊の原因は昔の簡易的な工法である事や老朽化よる強度低下という部分もありますが、やはり屋根瓦の重さの影響も大きいと思います。
最近のガルバリウム鋼板の屋根に比べると、その差は雲泥の差です。
例えば、ガルバリウム鋼板は3㎏/㎡程なのに対して、日本瓦は45~55㎏/㎡。
30坪程度の平屋で例えば屋根面積が140㎡とすると、重さが6t~7.3t違います。
瓦だけならまだしも、それに土葺きですとさらに大量の土が載っていてもっと重いので、やはり建物には影響が出ると思います。
② 建物をスタイリッシュにできる
スタイリッシュにできる理由は、今時の感性に合う家のバリエーションが増えるからです。
屋根には雨を流すために勾配(傾斜)がついている訳ですが、日本瓦の場合は隙間が多いので20度より緩くすると、雨漏りのリスクが高まります。
方やガルバリウム鋼板の場合は、5度くらいまで可能で日本瓦に比べるとかなり屋根勾配を緩くできるんですよね。
それによって何が変わるか、、、
例えば片流れ屋根の家でも家を低くスタイリッシュに見せられる訳です。
太陽光発電の普及と相まって増えましたよね、片流れの屋根!
③ 太陽光パネルが後からでもリスクなく載せられる
まずは、、、
見ず知らずの太陽光発電の会社さんが「太陽光パネルを載せると得しますよ!」という感じで営業電話があったり訪問されたりする事もありますが、そんな時は瓦屋根のお宅には100%お勧めしません。
そもそも、電話勧誘や訪問販売の会社さんの太陽光パネルの提案が本当にメリットの高い物かの疑いがあります。
要するに提示金額が妥当かどうか、それは検討すれば良い事です。
こわいのは、そういう会社さんは”太陽光パネルを販売することが唯一の目的”であるという事。
この競争の激しい世の中でその会社さんが一年後に残っている可能性、残っていたとして、しっかりアフターサービスしてくれる距離の会社さんかどうか。
そんなリスクもある太陽光パネルですが、建物的には”ガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺き”に関しては、屋根からの雨漏りリスクは無く設置ができます。
方や、瓦屋根の場合は、新築時に載せる場合はそのように専用瓦などを使ってのせるのですが、後から載せる場合は細心の注意が必要です。
で、そこは、建ててもらった住宅会社さんへに相談するのが良いでしょう。
雨漏りなく設置できるかや、屋根を弱らせないかの判断は、その屋根や瓦の構造を知っている会社さんに聞くのが間違いありません。
何はともあれ、家の事は建ててもらった住宅会社さんに相談するのが賢明です。
この機会に屋根の事についてもご家族で話し合っていただくと良いのではないでしょうか。
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好きなものに囲まれて
楽しく暮らしてほしい
ハッピーホーム 株式会社後藤工務店
代表 後藤健太郎
岐阜県海津市海津町外浜84-1
TEL 0584-54-7588
地震に強い家のポイント3選
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
今回の地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。
工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。
今日は、地震に強い家のポイント3選をお話しします。
①屋根が軽い家
20年前の家と今時の家では何もかも変わりましたが、屋根にガルバリウム鋼板を採用する会社も増えてきました。
昔はトタン屋根と言われやすい家のイメージがありましたが、見た目もスッキリしていて雨漏りにも強く屋根の傾斜が緩くできる事からいろんな家のデザインに対応できます。
で、近年のオシャレなデザインの家との相性の良さで急激に増えてきました。
オシャレな上に軽くて地震に強いから増えたのか、地震に強い屋根材でと今時の家を設計したらオシャレになったから増えたのか、どちらが先かは分かりません。
デメリットもありますが、この先も無くならない屋根材という事は間違いないと思います。
②重心が低い家
屋根を軽くするという事は重心を低くする事にもなりますが、多くの方がイメージする様に二階建てでなく平屋を選択するのも地震にはとても有効です。
これから建てる方でしたら一考の価値ありですよね。
ただ、こちらもメリットばかりではなく万が一の洪水と考えると怖いというお気持ちも分かりますし、単純な二階建てよりは価格は高くなりがちですので、そこをどう考えるかかと思います。
あとは広い土地さえあれば!というとこですよね。
③構造が強い家
屋根を軽くしようが、平屋建てだろうが、倒れる建物もあります。
構造的に弱い建物ですよね。
昔からある車庫などは大工さんの勘や昔からある「車庫ってこんなもんでしょ」というイメージで造られていたりするので、構造計算もされていなければ、道路側1面だけ壁が全く無かったりで不安定極まりなかったり、古い物は耐震用の金物も使われていなかったりで揺れに弱いものが多いものです。
そういった建物は周りはそんなに被害が大きくないのに残念ながら、、、という事もありえます。
今一度、地震への備えについてご家族で話し合っていただくと良いのではないでしょうか。
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地震の安全性を高める3つの方法
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
今回の地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。
工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。
今日は、地震の安全性を高める3つの方法をお話しします。
① 屋根を軽くする
特に田舎の古い家、中でも立派な家は日本瓦の家が多いですよね。
日本瓦って分かりますか? お寺や神社の瓦の様な大きく波をうった瓦です。
お寺の瓦の様なツヤの無い鼠色のものは「いぶし瓦(又は粘土瓦とも呼ばれます)」ですし、同じ鼠色でもツヤのあるテカったものは「陶器瓦」ですが、どちらも日本瓦と呼ばれています。
岐阜県西濃地域ですと三河の瓦も良く使われ50年ほど前には青や緑などの色もありましたし、周りを見渡せば今でもまだまだ見かけます。
この日本瓦は近年良く使われている平板瓦と違って厚みがあって重いだけでなく、昔は「土葺き」と呼ばれる工法で葺かれていました。
20年程前からは土を減らし釘止め兼用の「なじみ葺き」、15年程前からは土は要所だけで基本的には釘で固定する「釘打ち施工」になり土の量は激減しましたが、今から20年以上前の建物は完全に土の粘着力だけで瓦を葺いていて、50坪の家でダンプ2~3車の土が屋根に載っているような気がします。
なので最近の家の屋根と比べるととても重いのです。
先の地震を見ても古い家ほど屋根の葺き替えを考える時には、瓦から軽い屋根材へのリノベーションをすると良いのかなと思います。
② ガラスを安全にする
とは言っても屋根を軽くするのは、費用もかなり掛かる事ですし、ご年配の施主様にはなかなか受け入れられないのではとも思っています。
現に3代目社長である父に、「屋根瓦を降ろすことを顧客様に勧める前にうちの家でしてみるか?」と相談したところ、「そーんな事する必要ない!」と一蹴されましたし(笑)
ジェネレーションギャップはなかなか埋まらないものです。
そんな後藤家が20年ほど前にした耐震対策が、家の中の木製建具のガラスをアクリル板に変えた事です。当時で築70年ほどの家で家の中がガラス戸だらけだったんですね。それをすべてアクリワーロンというガラス模様のアクリル板に変えました。
そして外部の窓も南側の大きな掃き出し窓だけフィルムを貼ったような気がします。
割れたガラスで大けがをすることも多いと聞いたからです。
③ 思い切って建替える
そんな風にガラスにお金を掛けたわけですが、その5年ほど後には建替える事になりました(笑)
子供が生まれ、子供の勉強部屋をどこに設けようかあれこれ協議もしていたのですが、なかなか気の進む案が決まらず、大きな台風を経験したりしている内に、結局父の鶴の一声で決まりましたね(笑)
その後もあれこれ大変でしたが、いざ出来上がるとやっぱりあの時決断して良かったと思います。
台風や地震で倒壊などへの不安が一斉無くなりました。
唯一残念なのは、当時はまだ日本の伝統工法ともいえる土壁造りで、かつ「夏涼しく冬暖かい」を模索していて、今している家づくりとは違う、ちょっと昔の快適性の家になってしまったという事です(笑)
そんなこともあって、人一倍、省エネ・快適性にこだわっているというのはありまして、そこにはずっとこだわっていくでしょうね。
冬寒いのは大嫌いなので!
ちょっと話がそれましたが、
今一度、地震への備えについてご家族で話し合っていただくと良いのではないでしょうか。
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今からでもやってほしい地震対策3選
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
今回の地震で被災された方には心からお見舞い申し上げます。
工務店の4代目として生まれ、27年間で何百棟という建物に携わらせていただいて今があります。
今日は、今からでもやってほしい地震対策3選をお話しします。
① まずは家具の固定
震度6を超えると逃げようにも動けないとも聞きますよね。
で、また家具が倒れるのもこのくらいからかなと思います。 なので家具の固定は必須と思います。
家具の固定は、建築に携わる者なら簡単に出来ますが、一般の方にはハードルが高いかもしれません。
方法は倒壊防止用の金具で家具を家の壁などに留め付ける訳ですが、ポイントは壁や家具の丈夫な所を効率よく正確に見つけられるかです。
見つける方法は、ここで説明するのも難しいので、近くの大工さんや工務店さんに家を見てもらえば確実です。
転倒防止用の金具も場所に応じていろいろ使い分ける事になるので、それも聞いてみましょう。
② 寒い時期に2階を軽く
屋根を軽くするのが効果的なのと同じく、皆さんが出来る事で2階を軽くするのが良いと思います。
家は揺れて倒れるので、上の方にある重いものを無くして揺れを少しでも少なくしてあげるんです。
2階に無駄な物が無いか、あればこの際処分してはいかがでしょう?
昔から建っている古い家であればあるほど2階にいらない物が溜まっているのではないでしょうか?
寒い時期は意外と作業がはかどるので今がチャンスですよ。
③ 古い家はできれば寝室を2階に
近年の耐震基準を満たしている家に関しては、なかなか倒れるまではいかないと思っています。
ただ、古い家は震度7を超えると倒壊する可能性が高まる、と言われていますよね。
で、いざ倒壊するとなると2階建て以上の家は1階が潰れる事がほとんど、という事はご存知ですか?
特に古い家は屋根が重い日本瓦で重心が高く横揺れに不安定だったり、構造が劣化して弱っている建物も多かったりして、
さらに2階建ての場合は1階と2階の繋ぎ目部分にしわ寄せが来て倒れるというメカニズムなんです。
なので2階にいる場合は「急いで外に!」という必要は無いと思いますし、できれば寝室は2階にある方が安心と思っています。
今一度、耐震対策についてご家族で話し合っていただくと良いのではないでしょうか。
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代表 後藤健太郎
岐阜県海津市海津町外浜84-1
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私が思う岐阜の魅力3選
こんにちは、岐阜のハッピーホーム後藤工務店 後藤です。
そんな中ではありますが、自分自身の使命と状況を勘案して出来る事からコツコツとしていきたいと思っております。
年始の今日は、私が思う岐阜の魅力3選をお話しします。
① 名古屋のおかげで不自由ありません
私は岐阜県海津市南濃町で生まれたわけなのですが、小学校の頃、デパート(笑)に行くといえば桑名のパル(笑)とかに連れて行ってもらいました。
中学のころには桑栄メイト(笑)にあったおしゃれな服屋さんに行ったり、四日市の古着屋さんに行ったり。高校生になると服を買う時には名古屋に行ったりしていました。
桑名も名古屋も30~40分で行けてしまうので、海津市は超田舎なんですが、私自身はそれほど田舎に住んでいると思っていない感があります(笑)
「岐阜は愛知の植民地?」なんて本もあったくらい名古屋様様です(笑)
② 堤防道路は高速道路?
この地域に住んでいる人にとっては当たり前なんですが、揖斐、長良、木曽の木曽三川の堤防道路は、真っすぐで信号も無くスピードも流れも良いので、例えば海津市から岐阜市に行くのも40分くらいで行けてしまうし、割と利便性良いと思うんですよね~
私の奥さんは石川県出身なんですが、堤防道路の幅の割に高速道路の様に飛ばす車もいて最初はこわかったそうですが、今では慣れて便利に使っています(笑)
③ 良い人が多い
現在、弊社のホームページにはお客様の写真を載せていません。
工事を待っていただいているお客様もおみえなので、そこまで手が回らないんですね(笑)
施主様は皆良い感じの人方ばかりなのですが、それが載せられないのが実は残念なんです。
そもそも岐阜の人は良い人が多いかなと思っています。
ハッピーホーム後藤工務店ではお客様の「好き」をお聞きして、それをカタチにしています。
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